日本の資産家で、2023年に民間人初の月旅行への挑戦を表明している前澤友作氏(45)は3日、月に行く同乗者8名を募集すると発表した。
衣料品通販サイト運営会社ZOZO創業者の前澤氏は「多様な方々からの応募をお待ちしています」と動画で呼びかけた。
応募には2つの条件がある。応募者が今取り組んでいる「何らかの活動」が宇宙に行くことで「人や社会の役に立つ可能性を持っている人」、そして同じような思いを持っている同乗者を「サポートできる人」だ。前澤氏は、該当する人に是非応募してほしいとしている。
「費用は僕が全部出します。チケットは全部買っていますし、貸し切りの船になりますので」と付け加えた。
募集条件を変更
日本ファッション業界の重要人物でアートコレクターでもある前澤氏は以前、世界的な画家や音楽家、映画作家などアーティスト6〜8人を招きたいと計画を明らかにしていた。
しかし今回の動画の中で、「もっともっと世界中の多くの方々にチャンスを与えられるんじゃないか」と思い、募集条件を少し変更したと説明した。
「自分で『アーティスト』って言っちゃえば大丈夫です」
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前澤氏は昨年1月、月旅行に一緒に参加してくれる「人生のパートナー」を見つける、お見合い企画を発表したが、その後、気持ちが整理できなかったとして取りやめた。
前澤氏は2018年、米起業家イーロン・マスク氏率いる米宇宙開発会社スペースXと、月の周回旅行の契約を結んだ。
宇宙船「スターシップ」の乗船にいくら支払ったのかは不明だが、マスク氏は「大金」だと述べていた。
「ディア・ムーン(dearMoon)」と呼ばれるこのミッションは、2023年中の実施を予定している。実現すれば、1972年以来の人類の月旅行となる。