【パリ五輪】 フェンシング女子の日本が初メダル、フルーレ団体で銅

著者 辻 沙耶香

パリ・オリンピック(五輪)は競技6日目の1日、フェンシング女子フルーレ団体で日本が銅メダルを獲得した。フェンシング女子で日本がメダルを取ったのは初めて。

団体は、チーム3選手(リザーブ1選手)が相手と総当たりの計9試合をして争う。各試合(最大3分間)のポイントを積み上げ、先に45ポイントを取るか、最終的に得点の多いほうが勝ちとなる。

世界ランキング4位の日本は、東晟良(あずま・せら)、上野優佳、宮脇花綸(かりん)、リザーブの菊池小巻が出場。

初戦の準々決勝は同5位のポーランドに勝って好スタートを切ったが、準決勝は同1位のイタリアに敗れた。

3位決定戦の相手は同6位のカナダ。第3試合を終えた時点で10-10の互角の展開となった。

そこから日本は、積極的な攻めで一時5ポイント差でリード。しかしカナダも徐々に点差を縮める。第8試合終了時で、日本は32-29と3ポイントのリードとなった。

最終第9試合は上野とエレノー・ハーヴィー。上野は押し込まれ、33-32と日本は1点差に詰め寄られたが、このリードを守り切って勝利した。

金メダルはアメリカ、銀メダルはイタリアが勝ち取った。

バレー女子とバスケ女子は苦しい展開

バレーボール女子は1次リーグの各試合があり、日本は第2戦でブラジルにセットカウント0-3でストレート負けした。

3大会ぶりのメダルの期待がかかる日本だったが、初戦もポーランドに敗れており、これで2連敗。予選ラウンド突破は厳しい状況となっている。3日に同ラウンド最終戦をケニアと戦う。

東京五輪で銀メダルを獲得し、注目されているバスケットボール女子の日本は、予選ラウンド第2戦でドイツと対戦。64-75で敗れ、2連敗となった。

日本は第1戦もアメリカに敗れており、こちらも予選ラウンドは苦しい展開となっている。4日にベルギーとの同ラウンド最終戦に臨む。

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